EN

Portfolio

#11 Logo Design

  • Graphic Design

  • Brand Structure

  • Creative Direction

常陸乃国いせ海老|日本の食文化と伝統を現代につなぐロゴデザイン

CLIENT: 茨城県産いせ海老ブランド「常陸乃国いせ海老」
CATEGORY: Branding / Logo Design / Regional Branding / Visual Identity

PROJECT OVERVIEW

文化と洗練。日本の伝統と地域の価値を、時代に左右されないデザインへ。

茨城県産いせ海老のブランド「常陸乃国いせ海老」のロゴデザインを制作しました。

茨城県の海で水揚げされるいせ海老を、地域の特色ある水産物として広く伝えていくために、その歴史的・文化的背景を踏まえたブランドの視覚表現を検討しました。単に高級感や特別感を演出するのではなく、日本人といせ海老との長い関わりや、縁起物として親しまれてきた文化を理解し、現代にも通じるブランドアイデンティティとして形にすることを目指しました。

ロゴデザインのコンセプトは「文化と洗練」です。

いせ海老は、日本の食文化において古くから特別な存在として扱われてきました。海老を食する文化は奈良時代にまでさかのぼるとされ、献上品として扱われていたことからも、その希少性や価値の高さがうかがえます。また、江戸時代にはいせ海老が高値で取引されていたことを示す記録もあり、食材としての価値に加え、縁起の良いものとして人々の暮らしや文化と結びついてきました。

こうした歴史を踏まえ、ロゴデザインでは、いせ海老が持つ特徴的な形状と日本の伝統的な造形を組み合わせることを考えました。

シンボルマークのモチーフとしたのは、いせ海老の特徴である太く長い触角です。力強く伸びる触角は、いせ海老の存在感を象徴する要素であるとともに、古くから「威勢の良い縁起物」として捉えられてきた背景にもつながっています。

また、いせ海老の姿は勇猛な武士を連想させるものとして、兜の前立ての意匠にも用いられてきたとされます。今回のデザインでは、いせ海老の触角と兜の前立てという二つの造形的な特徴に着目し、地域の水産物が持つ自然の美しさと、日本文化に根づく力強さを一つのシンボルに集約しました。

シンボルマークは、左右対称の幾何学的な構成を基本としています。上方へ伸びる二本の鋭い形状によって、いせ海老の長い触角と兜の前立てを表現し、その下部には三角形を組み合わせた構造を採用しました。

複雑な装飾を加えるのではなく、必要な形状を抽出して単純化することで、力強さと品格を備えたシンボルマークを目指しています。

また、平面的な構造と明快な輪郭を採用することで、印刷物やパッケージ、広告、サインなど、さまざまな媒体で使用する際にも視認性を保ちやすいデザインとしました。拡大・縮小によって印象が大きく変わらず、長期的に使用できることも重要な設計要素です。

カラーリングには、いせ海老の持つ鮮やかな赤を想起させる、深みのある赤を採用しています。華美な装飾に頼らず、単色の持つ強さを生かすことで、伝統的な雰囲気と現代的な洗練を両立させました。

ロゴタイプには「常陸乃国いせ海老」という名称を日本語で明確に表記し、英文の「HITACHINOKUNI ISEEBI」を組み合わせています。日本語の文字が持つ落ち着きや品格を大切にしながら、英文表記を加えることで、国内外のさまざまな場面で展開できるブランド表現を意識しました。

地域ブランドのロゴデザインにおいて重要なのは、地域の名前や特産品を単に記号化することではありません。その土地にある資源が、どのような歴史や文化と結びつき、どのような価値を持っているのかを理解すること。そして、その価値を初めて目にする人にも伝わる形へと整理することだと考えています。

常陸乃国いせ海老のロゴデザインでは、いせ海老という食材が持つ造形的な特徴と、日本の歴史や文化における象徴性を結びつけることで、茨城県産いせ海老のブランドイメージを視覚的に表現しました。

株式会社Piece of CAKEでは、企業や地域、商品が持つ背景や価値を理解することからデザインを始めます。表面的な美しさや一過性のトレンドだけを追うのではなく、その対象が本来持っている魅力を見つけ出し、長く使い続けられる表現へとつなげることを大切にしています。

本プロジェクトにおいても、地域の水産資源を単なる商品として捉えるのではなく、日本の食文化や伝統と結びついた価値ある存在として見つめ直しました。

茨城県産いせ海老の持つ歴史、文化、力強さ、そして品格。それらをシンプルな造形へと集約し、時代を超えて使用できる地域ブランドのロゴデザインとして形にしたプロジェクトです。


LOGO DESIGN

企業の本質を捉え、これからを象徴する。

ロゴデザインは、企業やブランドの名前を視覚的に表すだけのものではありません。その企業が何を大切にし、どのような価値を持ち、これからどこへ向かおうとしているのか。その本質を理解し、一つの象徴として形にすることだと私たちは考えています。

Piece of CAKEでは、企業の歴史や事業内容、理念、働く人々の思いを丁寧に読み解くことからロゴデザインを始めます。すでにある魅力を見つけ出し、言葉や考え方を整理しながら、企業らしさを視覚的な表現へとつなげていきます。

大切にしているのは、見た目の新しさや美しさだけではなく、長く使い続けられること。そして、さまざまな場面で一貫した企業イメージを伝えられることです。

シンボルマークやタイポグラフィ、カラーなどの要素を総合的に設計し、企業の現在と未来をつなぐコーポレートアイデンティティ(CI)を構築します。企業やブランドが成長していく過程に寄り添い、その価値を伝え続けるロゴデザインを目指しています。

GRAPHIC DESIGN

伝えたいことを整理し、伝わる形を考える。

グラフィックデザインは、情報を美しく配置するだけの仕事ではありません。誰に、何を、どのように伝えるのかを考え、見る人の理解や関心につながるコミュニケーションを設計することだと私たちは考えています。

Piece of CAKEでは、ポスター、パンフレット、冊子、広告、広報誌など、さまざまなグラフィックデザインに取り組んでいます。制作にあたっては、まず伝えるべき内容や背景を理解し、情報の優先順位や構成を整理することから始めます。

写真、タイポグラフィ、色彩、余白、レイアウト。それぞれの表現には役割があり、組み合わせによって情報の見え方や受け取られ方は大きく変わります。だからこそ、表面的な装飾に頼るのではなく、目的や内容に応じた適切な表現を選ぶことを大切にしています。

紙媒体ならではの質感や一覧性、編集によって生まれる情報の流れも、グラフィックデザインの重要な要素です。伝えたいことが正しく届き、見る人の記憶や行動につながること。私たちは、情報と人との関係をつくるグラフィックデザインを目指しています。

BRANDING

本来の価値を見つめ、選ばれる理由をつくる。

ブランディングは、企業や商品を魅力的に見せるためだけのものではありません。その企業やブランドが持つ価値を理解し、何を大切にしているのか、どのような存在でありたいのかを明確にすること。そして、その考え方が人々に正しく伝わり、共感や信頼につながる関係を育てることだと私たちは考えています。

Piece of CAKEでは、企業や地域、商品・サービスのブランディングにおいて、まず歴史や背景、事業の特徴、関わる人々の思いを丁寧に理解することから始めます。対話や調査を通じて、当たり前になっている価値や、まだ十分に伝えられていない魅力を見つけ出し、ブランドの方向性を整理していきます。

大切にしているのは、新しいイメージを一方的につくり出すことではなく、すでに存在する価値と、これから目指す姿を結びつけることです。

ブランドコンセプトの策定から、ロゴデザイン、グラフィック、Web、写真、映像などのコミュニケーション設計まで、目的に応じた表現を考えます。

一度の制作で完成するのではなく、さまざまな接点を通じて認識が育ち、選ばれる理由になっていくこと。私たちは、企業やブランドの成長とともに価値を積み重ねていくブランディングを目指しています。


クリエイティブパートナーをお探しの方へ

株式会社Piece of CAKE(ピースオブケイク)は、茨城県水戸市を拠点とするデザイン事務所です。グラフィックデザイン、Webサイト制作、ブランディング、映像制作などのクリエイティブ支援を行っています。また、自社メディア「Piece of CAKE Editorial View」にて、AIとデザインの最新動向を発信しています。ブランドのアイデンティティ構築やロゴ制作のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

→ 【企業の変化を見る】Becoming Stories
     https://note.com/poc_design/m/mfa19d5a86453

→ 【私たちについて】Piece of CAKEについて知る
     https://note.com/poc_design/m/m1cce9c8df87b

→ 【公式サイト・お問い合わせ】
     https://pieceofcake-design.com/

-

Tomohiro Yonekawa

-#11 Logo Design

-