
Portfolio

CLIENT: 茨城町きらり実践協議会
CATEGORY: Branding / Logo Design / Regional Branding / Visual Identity
茨城県茨城町の農畜水産物の魅力を伝える「きらりマルシェ」のロゴデザインを制作しました。
今回のデザインでは、茨城町の農畜水産物を象徴する共通の旗印として、地域の生産者と消費者をつなぎ、幅広い世代に親しまれるブランドイメージを構築することを目指しました。
ロゴデザインのコンセプトは「耐久性と視認性」です。
デザインには、その時代の流行や表現方法が反映されます。しかし、地域の魅力を継続的に発信していくためのロゴには、目新しさだけでなく、5年、10年と使い続けても古さを感じさせない普遍性が求められます。
そこで、現在のデザイントレンドを意識しながらも、一過性の表現に偏らず、シンプルでありながら個性を感じられるロゴデザインを検討しました。
シンボルマークのモチーフとしたのは、三角形のペナント型の旗です。
旗には、人々が集まる場所を示したり、共通の目的や思いを象徴したりする役割があります。今回のロゴでは、茨城町の農畜水産物を一つの旗のもとに集め、その魅力を地域の内外へ伝えていくという考えを、ペナントの造形によって表現しました。
鮮やかなイエローの旗の中には「KIRARI」の文字を配置しています。手描きのような柔らかなタイポグラフィを組み合わせることで、親しみやすさと楽しさを感じられるデザインとしました。
また、シンボルマークの周囲には小さな星のモチーフを加えています。「きらり」という名称から連想される輝きを、シンプルな図形で表現することで、地域の農畜水産物が持つ魅力や、一つひとつの商品の個性を視覚的に伝えています。
カラーリングは、明るいイエローとブラックを基本とした、色数を抑えた構成です。
イエローには、マルシェらしい明るさや活気、親しみやすさを持たせています。一方、文字やロゴタイプにはブラックを使用することで、色彩のコントラストを明確にし、遠くからでも認識しやすい視認性を確保しました。
ロゴデザインでは、色彩による印象だけでなく、形状そのものが持つわかりやすさも重要です。
そのため、今回のシンボルマークは、複雑な装飾や細かな描写を避け、できるだけ少ない要素で構成しています。ペナントの形状と「KIRARI」の文字、星のモチーフという明快な組み合わせによって、小さく使用した場合でも特徴が伝わるデザインを目指しました。
また、モノクロで使用した場合にも視認性を保てるように設計しています。色に依存しすぎない構造とすることで、単色印刷やさまざまな素材への展開にも対応しやすいロゴとしました。
ロゴタイプの「きらりマルシェ」には、シンボルマークと調和する柔らかな文字を採用しています。整いすぎた印象にならないよう、文字の形状に手描きのような表情を持たせることで、マルシェならではの温かさや気軽さを表現しました。
一方で、全体の構図は極力シンプルに整理しています。シンボルマークとロゴタイプがそれぞれ独立しても成立し、組み合わせても一つのブランドとして認識できるよう、文字の大きさや配置、余白のバランスを検討しました。
さらに、ロゴデザインを考えるうえで大切にしたのが、利用する人やお客様とのコミュニケーションです。
ロゴは、見た目が美しいだけでなく、その形に込められた意味や考え方を、誰もが簡単に説明できることも重要だと考えています。
今回の「きらりマルシェ」では、「茨城町の農畜水産物を伝える旗印」という、覚えやすく、わかりやすいストーリーを設けました。
難しい解釈を必要とせず、旗の形を見れば、その意味を自然に理解できること。そして、生産者や関係者が自分たちのブランドとして親しみを持ち、周囲の人々にも伝えやすいことを意識しています。
地域ブランドのデザインでは、制作したロゴが実際に使われ、地域の人々に親しまれていくことが重要です。
ポスターやチラシなどの広報物だけでなく、商品のパッケージ、シール、サイン、イベントツールなど、さまざまな媒体での使用を想定し、汎用性の高いデザインを目指しました。
特に、農畜水産物という多様な商品を扱うブランドでは、ロゴが特定の品目やイメージに偏らないことも大切です。
野菜や果物、畜産物、水産物など、それぞれ異なる特徴を持つ商品に対して、共通のブランドイメージを与えられること。そのため、具体的な農産物や動物などを直接描くのではなく、地域の魅力をまとめる「旗」という象徴的なモチーフを採用しました。
株式会社Piece of CAKEでは、ロゴデザインを単なる視覚的な装飾ではなく、企業や地域、商品が持つ価値を整理し、人々に伝えるためのコミュニケーションデザインとして捉えています。
今回のプロジェクトにおいても、茨城町の農畜水産物の魅力をどのように伝えるかという視点から、ロゴの役割や使用される場面を考えました。
見た目の新しさだけでなく、長く使い続けられること。遠くからでも認識できること。そして、誰もが親しみを持ち、その意味を伝えられること。
「耐久性と視認性」という二つの考え方を軸に、茨城町の農畜水産物を象徴する、明るく親しみやすい地域ブランドのロゴデザインを制作しました。
企業の本質を捉え、これからを象徴する。
ロゴデザインは、企業やブランドの名前を視覚的に表すだけのものではありません。その企業が何を大切にし、どのような価値を持ち、これからどこへ向かおうとしているのか。その本質を理解し、一つの象徴として形にすることだと私たちは考えています。
Piece of CAKEでは、企業の歴史や事業内容、理念、働く人々の思いを丁寧に読み解くことからロゴデザインを始めます。すでにある魅力を見つけ出し、言葉や考え方を整理しながら、企業らしさを視覚的な表現へとつなげていきます。
大切にしているのは、見た目の新しさや美しさだけではなく、長く使い続けられること。そして、さまざまな場面で一貫した企業イメージを伝えられることです。
シンボルマークやタイポグラフィ、カラーなどの要素を総合的に設計し、企業の現在と未来をつなぐコーポレートアイデンティティ(CI)を構築します。企業やブランドが成長していく過程に寄り添い、その価値を伝え続けるロゴデザインを目指しています。
伝えたいことを整理し、伝わる形を考える。
グラフィックデザインは、情報を美しく配置するだけの仕事ではありません。誰に、何を、どのように伝えるのかを考え、見る人の理解や関心につながるコミュニケーションを設計することだと私たちは考えています。
Piece of CAKEでは、ポスター、パンフレット、冊子、広告、広報誌など、さまざまなグラフィックデザインに取り組んでいます。制作にあたっては、まず伝えるべき内容や背景を理解し、情報の優先順位や構成を整理することから始めます。
写真、タイポグラフィ、色彩、余白、レイアウト。それぞれの表現には役割があり、組み合わせによって情報の見え方や受け取られ方は大きく変わります。だからこそ、表面的な装飾に頼るのではなく、目的や内容に応じた適切な表現を選ぶことを大切にしています。
紙媒体ならではの質感や一覧性、編集によって生まれる情報の流れも、グラフィックデザインの重要な要素です。伝えたいことが正しく届き、見る人の記憶や行動につながること。私たちは、情報と人との関係をつくるグラフィックデザインを目指しています。
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株式会社Piece of CAKE(ピースオブケイク)は、茨城県水戸市を拠点とするデザイン事務所です。グラフィックデザイン、Webサイト制作、ブランディング、映像制作などのクリエイティブ支援を行っています。また、自社メディア「Piece of CAKE Editorial View」にて、AIとデザインの最新動向を発信しています。ブランドのアイデンティティ構築やロゴ制作のご相談は、お気軽にお問い合わせください。
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